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AR/VRデバイスの可能性
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MEDIUM定例座談会 2025年10月8日
このブログ記事は私達MEDIUMが週一回開催する定例会議の内容を再構成して掲載するものです。最新のAIニュースやWeb制作、デザインに関する情報をお届けします。※各AIサービスの性能比較や優劣に関する評価は発言者の主観が含まれます。また、サービス価格や機能については変動する可能性があるため、最新の正確な情報についてはベンダーの公式ホームページをご確認ください。
参加スタッフの紹介
吉田:Webディレクター、デザイナー
川村:Webデザイナー
西川:Webデザイナー
戸髙:Webデザイナー
本田:進行役
AR/VRデバイスの可能性と最新情報
◯最新ARグラスの機能と使い勝手の考察
◯コンテンツ制作における新たなワークフロー
◯既存サービスとの連携について
チームの現状と業務効率化のヒント
◯日常業務でのコミュニケーションの重要性
◯小さな改善を積み重ねる開発体制
◯作業効率を上げるためのツールの選定
座談会を終えて
最新ARグラスの機能と使い勝手の考察
〈本田〉
まずは、AR/VRデバイスの話題から入りましょう。最近、XREAL Air 2 UltraやRay-Ban Metaスマートグラスなど、新しいARグラスの製品情報が続々と出てきていますね。特にXREAL Airのような最新ARグラスは、機能面でどのような進化を遂げているか、皆さんの見解を聞かせてください。
〈吉田〉
ARグラスは、空間認識やトラッキングの精度が格段に向上しているのが大きなポイントだと思います。特にXREALは、シースルーで現実世界に情報を重ねて表示するAR(拡張現実)体験に力を入れており、以前のモデルよりも視野角が広がり、より自然な形でデジタル情報を現実空間に統合できるようになっていますね。
〈西川〉
デザイン面でいうと、Ray-Ban Metaスマートグラスのように、日常的に使えるファッション性と融合した製品が増えているのも注目です。重さやバッテリー持続時間も改善されてきており、日常使いのハードルが下がってきていると感じます。ただ、カメラやマイクが内蔵されていることによるプライバシーの問題は、日本国内では特にデリケートな課題として残りますが。
〈川村〉
日本ではカメラスマホでさえシャッター音が義務付けられている国ですから、メガネ型デバイスの普及には、技術的な進化とは別の社会的な受容性が必要かもしれませんね。
〈戸髙〉
そうですね。ただ、3DoF((左右、上下、傾きを追跡)から6DoF(33DoFプラス前後、左右、上下を追跡)の空間トラッキングが可能になることで、ただのモニター代わりではなく、本当に空間内で作業やエンターテインメントを楽しむ「次世代のデバイス」としての期待感は高まります。
〈本田〉
なるほど。その「空間内での作業」という視点から、次のテーマに移りましょう。
コンテンツ制作における新たなワークフロー
〈本田〉
トラッキング性能の向上は、私たちのようなコンテンツクリエイターにとって、どのような新しいワークフローや可能性をもたらすでしょうか。
〈吉田〉
ARグラスを外部モニターとして使うだけでなく、空間そのものをキャンバスとして利用できる点が革命的です。例えば、ARグラスを装着しながら3Dモデルの配置や、リアルタイムでのウェブサイトのレイアウト調整を空間内で行うようなワークフローが考えられます。手元のPCモニターとAR空間に展開された作業画面をシームレスに切り替えられるようになるかもしれません。
〈川村〉
Webデザインの確認工程も変わりそうですね。これまでデスクトップやスマホの画面でしか確認できなかったWebサイトを、特定の現実空間に投影して、より実環境に近い形でレビューできるようになるかもしれません。
〈戸髙〉
動画制作やアニメーションの分野でも、現実の背景にCGのオブジェクトを配置する作業が、より直感的になる可能性があります。PC画面で数値入力をするのではなく、ARグラス越しに直接オブジェクトを掴んで動かす、といった操作ができるようになれば、制作スピードも大きく向上するでしょう。
〈西川〉
まだ本格的なAR開発環境は一般化していませんが、将来的には私たちが日常的に使っているAdobeやFigmaのようなツールも、AR空間に対応したインターフェースを提供するようになると思います。新しいツールの学び直しは必要になりますが、それは大きな可能性でもありますね。
既存サービスとの連携について\
〈本田〉
AR/VRデバイスが真価を発揮するためには、既存のWebサービスやアプリケーションとの連携が不可欠です。この連携については、どのような動きがあると予想されますか?
〈吉田〉
WebXR(Web Extended Reality)技術が鍵になるでしょう。特別なアプリをインストールしなくても、ブラウザベースでAR体験を提供できるようになれば、既存のWebサイトやWebサービスがARグラスに対応する障壁が大きく下がります。
〈戸髙〉
例えば、Google MapやGmail、Slackなどの日常的に使っているサービスが、ARグラスのインターフェースに最適化され、シームレスに通知や情報表示ができるようになると便利ですね。
〈川村〉
特にGoogle系のサービスは、Google検索やGeminiのようなAI機能との連携も深そうです。ARグラスを通して現実世界の情報をAIが認識し、必要な情報をタイムリーに表示してくれる、といった連携が進むかもしれません。
〈吉田〉
私たちも、Webサイト制作において、ARグラスでの閲覧を前提としたデザインや機能実装を提案できるよう、WebXRに関する知見を深めていく必要があります。既存のサービスとの連携が進むことで、ARグラスは「特別なガジェット」から「日常のツール」へと進化していくでしょう。
日常業務でのコミュニケーションの重要性
〈本田〉
さて、最後にチーム運営と業務効率化について意見交換しましょう。日常業務において、コミュニケーションの重要性をどのように捉え、工夫している点はありますか?
〈吉田〉
私たちの業務はチャットツールを使ったコミュニケーションは生命線です。ただ、チャットでは感情や細かなニュアンスが伝わりにくいこともあるため、重要な議論や認識合わせが必要な際は、短い時間でもテーブル上での会議やビデオ会議を設定するように意識しています。
〈川村〉
雑談や非公式なコミュニケーションも大切にしています。プロジェクトの話題だけでなく、趣味や週末の出来事などを話すことで、チームメンバー間の信頼関係が深まり、困ったときに相談しやすい雰囲気を作れると考えています。
〈西川〉
業務の進捗状況をオープンにすることも重要です。個々のタスクだけでなく、チーム全体の状況が可視化されていると、「誰が今忙しいか」「誰に助けを求めればいいか」が分かりやすくなります。
小さな改善を積み重ねる開発体制
〈本田〉
開発体制については、大規模な変更でなくとも、日々の業務における小さな改善の積み重ねが重要だと考えます。何か実践している改善策はありますか?
〈戸髙〉
「ふりかえり」の習慣を大切にしています。プロジェクトの節目や週の終わりに、何がうまくいったか、何が課題だったかをチームで共有し、次の週の行動に活かすようにしています。
〈吉田〉
特に、開発環境のセットアップやデプロイのプロセスなど、繰り返し行う作業については、少しでも手間を減らせるように自動化できる部分がないか常に検討しています。既存ツールの設定を見直したりするだけでも、年間を通すと大きな時間短縮につながります。
〈川村〉
ドキュメントの整備も小さな改善の一つです。最新の情報が常にアクセスしやすい場所にあることで、新メンバーのオンボーディングがスムーズになりますし、既存メンバーの作業効率も向上します。
◯作業効率を上げるためのツールの選定
〈本田〉
業務効率化に直結するツールの選定について、皆さんが注目しているツールや、導入を検討しているものがあれば教えてください。
〈西川〉
AIを使ったコードレビューやテスト自動化ツールには注目しています。開発の品質を担保しつつ、手作業の時間を減らすことができるので、積極的に導入をしています。
〈吉田〉
私は、Difyやn8nといったローコード・ノーコードの自動化ツールに可能性を感じています。これらのツールを使えば、特定のトリガーをきっかけに一連の業務プロセスを自動で実行させることができるため、ルーティンワークを大幅に削減できる可能性があります。
〈戸髙〉
プロジェクト管理ツールも、チームの規模やプロジェクトの特性に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。ガントチャートなど、視覚的に進捗を把握しやすいツールを使うことで、管理工数を削減できます。
座談会を終えて
〈本田
本日の定例座談会はこれにて終了です。AR/VRデバイスの最新動向から、進行中のプロジェクト課題、そしてチームの業務効率化のヒントまで、議論ができました。
特に、ARグラスがもたらすコンテンツ制作の新たな可能性や、ウェブサイト制作におけるデータベース移行の注意点、そしてローコードツールを活用した業務自動化の展望など、具体的な学びが多く得られたかと思います。
日々の業務における小さな改善の積み重ねや、チーム内の円滑なコミュニケーションが、結果的に大きな成果につながることを再認識しました。今日の議論が、今後の業務や皆さんのAI・Web技術の活用に役立つことを願っています。ありがとうございました。
MEDIUM定例会議\
\サブタイトル\
\このブログ記事は私達MEDIUMが週一回開催する定例会議の内容を再構成して掲載するものです。最新のAIニュースやウェブ制作、デザインに関する情報をお届けします。
※各AIサービスの性能比較や優劣に関する評価は発言者の主観が含まれます。また、サービス価格や機能については変動する可能性があるため、最新の正確な情報についてはベンダーの公式ホームページをご確認ください。\
\\参加スタッフの紹介\\
\吉田: ウェブディレクター、デザイナー
川村: ウェブデザイナー
西川: ウェブデザイナー
戸髙: ウェブデザイナー
本田: 進行役\
\\*\*\*目次
\*\* 1. AR/VRデバイスの可能性と最新情報
* 最新ARグラスの機能と使い勝手の考察
* コンテンツ制作における新たなワークフロー
* 既存サービスとの連携について
\*\* 2. プロジェクトの進捗と課題
* ウェブサイト制作における技術的な問題
* 納品スケジュールとクライアントとの調整
* 外部協力者との連携における検討事項
\*\* 3. チームの現状と業務効率化のヒント
* 日常業務でのコミュニケーションの重要性
* 小さな改善を積み重ねる開発体制
* 作業効率を上げるためのツールの選定
* 座談会を終えて\
\\1. AR/VRデバイスの可能性と最新情報\\
\
最新ARグラスの機能と使い勝手の考察\
\〈本田〉
まずは、AR/VRデバイスの話題から入りましょう。最近、XREAL Air 2 UltraやRay-Ban Metaスマートグラスなど、新しいARグラスの製品情報が続々と出てきていますね。特にXREAL Air 2 Ultraのような最新ARグラスは、機能面でどのような進化を遂げているか、皆さんの見解を聞かせてください。
〈吉田〉
ARグラスは、空間認識やトラッキングの精度が格段に向上しているのが大きなポイントだと思います。特にXREALは、シースルーで現実世界に情報を重ねて表示するAR(拡張現実)体験に力を入れており、以前のモデルよりも視野角が広がり、より自然な形でデジタル情報を現実空間に統合できるようになっていますね。
〈西川〉
デザイン面でいうと、Ray-Ban Metaスマートグラスのように、日常的に使えるファッション性と融合した製品が増えているのも注目です。重さやバッテリー持続時間も改善されてきており、日常使いのハードルが下がってきていると感じます。ただ、カメラやマイクが内蔵されていることによるプライバシーの問題は、日本国内では特にデリケートな課題として残りますが。
〈川村〉
日本ではカメラスマホでさえシャッター音が義務付けられている国ですから、メガネ型デバイスの普及には、技術的な進化とは別の社会的な受容性が必要かもしれませんね。
〈戸髙〉
そうですね。ただ、3DoF(3自由度)から6DoF(6自由度)の空間トラッキングが可能になることで、ただのモニター代わりではなく、本当に空間内で作業やエンターテインメントを楽しむ「次世代のデバイス」としての期待感は高まります。
〈本田〉
なるほど。その「空間内での作業」という視点から、次のテーマに移りましょう。
\コンテンツ制作における新たなワークフロー\
〈本田〉
トラッキング性能の向上は、私たちのようなコンテンツクリエイターにとって、どのような新しいワークフローや可能性をもたらすでしょうか。
〈吉田〉
ARグラスを外部モニターとして使うだけでなく、空間そのものをキャンバスとして利用できる点が革命的です。例えば、ARグラスを装着しながら3Dモデルの配置や、リアルタイムでのウェブサイトのレイアウト調整を空間内で行うようなワークフローが考えられます。手元のPCモニターとAR空間に展開された作業画面をシームレスに切り替えられるようになるかもしれません。
〈川村〉
Webデザインの確認工程も変わりそうですね。これまでデスクトップやスマホの画面でしか確認できなかったWebサイトを、特定の現実空間に投影して、より実環境に近い形でレビューできるようになるかもしれません。
〈戸髙〉
動画制作やアニメーションの分野でも、現実の背景にCGのオブジェクトを配置する作業が、より直感的になる可能性があります。PC画面で数値入力をするのではなく、ARグラス越しに直接オブジェクトを掴んで動かす、といった操作ができるようになれば、制作スピードも大きく向上するでしょう。
〈西川〉
まだ本格的なAR開発環境は一般化していませんが、将来的には私たちが日常的に使っているAdobeやFigmaのようなツールも、AR空間に対応したインターフェースを提供するようになると思います。新しいツールの学び直しは必要になりますが、それは大きな可能性でもありますね。
\
既存サービスとの連携について\
〈本田〉
AR/VRデバイスが真価を発揮するためには、既存のWebサービスやアプリケーションとの連携が不可欠です。この連携については、どのような動きがあると予想されますか?
〈吉田〉
WebXR(Web Extended Reality)技術が鍵になるでしょう。特別なアプリをインストールしなくても、ブラウザベースでAR体験を提供できるようになれば、既存のWebサイトやWebサービスがARグラスに対応する障壁が大きく下がります。
〈戸髙〉
例えば、Google MapやGmail、Slackなどの日常的に使っているサービスが、ARグラスのインターフェースに最適化され、シームレスに通知や情報表示ができるようになると便利ですね。
〈川村〉
特にGoogle系のサービスは、Google検索やGeminiのようなAI機能との連携も深そうです。ARグラスを通して現実世界の情報をAIが認識し、必要な情報をタイムリーに表示してくれる、といった連携が進むかもしれません。
〈吉田〉
私たちも、Webサイト制作において、ARグラスでの閲覧を前提としたデザインや機能実装を提案できるよう、WebXRに関する知見を深めていく必要があります。既存のサービスとの連携が進むことで、ARグラスは「特別なガジェット」から「日常のツール」へと進化していくでしょう。
\
**2. プロジェクトの進捗と課題**\
\
ウェブサイト制作における技術的な問題\
\〈本田〉
続いて、進行中のプロジェクトについて話しましょう。ウェブサイト制作において、現在直面している技術的な課題や、特に注意が必要な点があれば共有してください。
〈吉田〉
現在担当しているプロジェクトの一つで、CMSのデータベース移行とインデックスに関する技術的な問題が発生しています。特にテスト環境のデータが誤って本番環境に反映された際、クローラー対策が不十分であったため、意図しないインデックス登録が発生しました。
〈西川〉
ああ、それは大変ですね。クローラー対策はウェブサイトの公開前には必須の作業です。具体的には、どのような対策が不十分だったのでしょうか?
〈吉田〉
データベースの移行時に、テスト環境で設定されていた`noindex`タグの情報がそのまま本番環境に移行されてしまったのが原因です。本来、本番環境ではインデックスを許可すべきですが、テスト環境の設定が優先されてしまいました。また、ウェブサーバーの設定でIPアドレスによるアクセス制限をかけるなど、より強固な対策を講じるべきだったと反省しています。
〈戸髙〉
データベースのデータをそのまま移行する際には、環境依存の設定値は特に注意が必要ですね。目視だけでなく、チェックリストや自動化ツールで確認する仕組みを導入しないと、ヒューマンエラーは避けられません。
〈川村〉
再発防止策として、テスト環境と本番環境でデータベースのスキーマ自体を分離し、環境ごとに設定値が完全に独立するような仕組みを構築する必要がありそうです。
\納品スケジュールとクライアントとの調整\
〈本田〉
技術的な課題だけでなく、納品スケジュールやクライアントとの調整状況についても確認させてください。特に、納期の遅延につながりそうな要素はありますか?
〈吉田〉
現在、外部協力者からのフィードバック待ちや、クライアントからの最終的なデザイン承認待ちの工程があり、ここがボトルネックになる可能性があります。特に、デザインの微調整やコンテンツの最終確認に時間がかかると、納品スケジュール全体に影響を及ぼします。
〈西川〉
クライアントとのコミュニケーションは密に取れていますか?スケジュールの遅延リスクがある場合は、早めに報告し、代替案を提示することが重要です。
〈戸髙〉
納品日が迫っている場合は、タスクの優先順位を明確にし、必須機能と追加機能を切り分けて進めるのが得策です。クライアントには、納品範囲の変更やスケジュールの再調整が必要になる可能性を、事前に丁寧にお伝えする必要があるでしょう。
〈本田〉
承知しました。スケジュールの透明性を高め、関係者全員が最新の状況を把握できるように努めてください。
\
外部協力者との連携における検討事項\
〈本田〉
外部協力者との連携についても、何か課題や検討事項はありますか?特に、コミュニケーションの円滑化や品質管理の面で、工夫している点があれば教えてください。
〈川村〉
外部協力者との連携では、使用するツールの統一や、フィードバックのフォーマットを事前に決めておくことが重要です。口頭での指示だけでなく、チャットやメールで必ず記録を残すようにしています。
〈吉田〉
特にデザインやコーディングの品質管理については、定期的にミーティングを設定し、進捗状況を共有するとともに、懸念点を早期に洗い出すようにしています。外部協力者であっても、プロジェクトの目標を共有し、一体感を持って進めることが成功の鍵です。
〈戸髙〉
新しい外部協力者に入ってもらう場合は、プロジェクトの全体像や、私たちが求めている品質レベルを丁寧に説明する時間を設けるようにしています。特に、技術的な要件やデザインガイドラインは、文書化して共有することが不可欠です。
\
**3. チームの現状と業務効率化のヒント**\
\
日常業務でのコミュニケーションの重要性\
\〈本田〉
さて、最後にチーム運営と業務効率化について意見交換しましょう。日常業務において、コミュニケーションの重要性をどのように捉え、工夫している点はありますか?
〈吉田〉
私たちの業務はリモートワークが中心なので、チャットツールを使ったコミュニケーションは生命線です。ただ、チャットでは感情やニュアンスが伝わりにくいこともあるため、重要な議論や認識合わせが必要な際は、短い時間でもビデオ会議を設定するように意識しています。
〈川村〉
雑談や非公式なコミュニケーションも大切にしています。プロジェクトの話題だけでなく、趣味や週末の出来事などを話すことで、チームメンバー間の信頼関係が深まり、困ったときに相談しやすい雰囲気を作れると考えています。
〈西川〉
業務の進捗状況をオープンにすることも重要です。個々のタスクだけでなく、チーム全体の状況が可視化されていると、「誰が今忙しいか」「誰に助けを求めればいいか」が分かりやすくなります。
\小さな改善を積み重ねる開発体制\
〈本田〉
開発体制については、大規模な変更でなくとも、日々の業務における小さな改善の積み重ねが重要だと考えます。何か実践している改善策はありますか?
〈戸髙〉
「ふりかえり」の習慣を大切にしています。プロジェクトの節目や週の終わりに、何がうまくいったか、何が課題だったかをチームで共有し、次の週の行動に活かすようにしています。
〈吉田〉
特に、開発環境のセットアップやデプロイのプロセスなど、繰り返し行う作業については、少しでも手間を減らせるように自動化できる部分がないか常に検討しています。小さなスクリプトを作成したり、既存ツールの設定を見直したりするだけでも、年間を通すと大きな時間短縮につながります。
〈川村〉
ドキュメントの整備も小さな改善の一つです。最新の情報が常にアクセスしやすい場所にあることで、新メンバーのオンボーディングがスムーズになりますし、既存メンバーの作業効率も向上します。
\
作業効率を上げるためのツールの選定\
〈本田〉
業務効率化に直結するツールの選定について、皆さんが注目しているツールや、導入を検討しているものがあれば教えてください。
〈西川〉
AIを使ったコードレビューやテスト自動化ツールには注目しています。開発の品質を担保しつつ、手作業の時間を減らすことができるので、積極的に導入を検討したいですね。
〈吉田〉
私は、Difyやn8nといったローコード・ノーコードの自動化ツールに可能性を感じています。これらのツールを使えば、特定のトリガーをきっかけに一連の業務プロセスを自動で実行させることができるため、ルーティンワークを大幅に削減できます。
〈戸髙〉
プロジェクト管理ツールも、チームの規模やプロジェクトの特性に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。カンバン方式やガントチャートなど、視覚的に進捗を把握しやすいツールを使うことで、管理工数を削減できます。
\
座談会を終えて\
\〈本田〉
本日の定例座談会はこれにて終了です。AR/VRデバイスの最新動向から、進行中のプロジェクト課題、そしてチームの業務効率化のヒントまで、多岐にわたる議論ができました。
特に、ARグラスがもたらすコンテンツ制作の新たな可能性や、ウェブサイト制作におけるデータベース移行の注意点、そしてローコードツールを活用した業務自動化の展望など、具体的な学びが多く得られたかと思います。
日々の業務における小さな改善の積み重ねや、チーム内の円滑なコミュニケーションが、結果的に大きな成果につながることを再認識しました。今日の議論が、今後の業務や皆さんのAI・Web技術の活用に役立つことを願っています。ありがとうございました。\
このブログ記事は私達MEDIUMが週一回開催する定例会議の内容を再構成して掲載するものです。最新のAIニュースやウェブ制作、デザインに関する情報をお届けします。 ※各AIサービスの性能比較や優劣に関する評価は発言者の主観が含まれます。また、サービス価格や機能については変動する可能性があるため、最新の正確な情報についてはベンダーの公式ホームページをご確認ください。\ \\参加スタッフの紹介\\ \
吉田: ウェブディレクター、デザイナー 川村: ウェブデザイナー 西川: ウェブデザイナー 戸髙: ウェブデザイナー 本田: 進行役\ \\*\*\*目次 \*\* 1. AR/VRデバイスの可能性と最新情報 * 最新ARグラスの機能と使い勝手の考察 * コンテンツ制作における新たなワークフロー * 既存サービスとの連携について \*\* 2. プロジェクトの進捗と課題 * ウェブサイト制作における技術的な問題 * 納品スケジュールとクライアントとの調整 * 外部協力者との連携における検討事項 \*\* 3. チームの現状と業務効率化のヒント * 日常業務でのコミュニケーションの重要性 * 小さな改善を積み重ねる開発体制 * 作業効率を上げるためのツールの選定 * 座談会を終えて\ \\1. AR/VRデバイスの可能性と最新情報\\ \
最新ARグラスの機能と使い勝手の考察\ \
〈本田〉 まずは、AR/VRデバイスの話題から入りましょう。最近、XREAL Air 2 UltraやRay-Ban Metaスマートグラスなど、新しいARグラスの製品情報が続々と出てきていますね。特にXREAL Air 2 Ultraのような最新ARグラスは、機能面でどのような進化を遂げているか、皆さんの見解を聞かせてください。 〈吉田〉 ARグラスは、空間認識やトラッキングの精度が格段に向上しているのが大きなポイントだと思います。特にXREALは、シースルーで現実世界に情報を重ねて表示するAR(拡張現実)体験に力を入れており、以前のモデルよりも視野角が広がり、より自然な形でデジタル情報を現実空間に統合できるようになっていますね。 〈西川〉 デザイン面でいうと、Ray-Ban Metaスマートグラスのように、日常的に使えるファッション性と融合した製品が増えているのも注目です。重さやバッテリー持続時間も改善されてきており、日常使いのハードルが下がってきていると感じます。ただ、カメラやマイクが内蔵されていることによるプライバシーの問題は、日本国内では特にデリケートな課題として残りますが。 〈川村〉 日本ではカメラスマホでさえシャッター音が義務付けられている国ですから、メガネ型デバイスの普及には、技術的な進化とは別の社会的な受容性が必要かもしれませんね。 〈戸髙〉 そうですね。ただ、3DoF(3自由度)から6DoF(6自由度)の空間トラッキングが可能になることで、ただのモニター代わりではなく、本当に空間内で作業やエンターテインメントを楽しむ「次世代のデバイス」としての期待感は高まります。 〈本田〉 なるほど。その「空間内での作業」という視点から、次のテーマに移りましょう。 \コンテンツ制作における新たなワークフロー\ 〈本田〉 トラッキング性能の向上は、私たちのようなコンテンツクリエイターにとって、どのような新しいワークフローや可能性をもたらすでしょうか。 〈吉田〉 ARグラスを外部モニターとして使うだけでなく、空間そのものをキャンバスとして利用できる点が革命的です。例えば、ARグラスを装着しながら3Dモデルの配置や、リアルタイムでのウェブサイトのレイアウト調整を空間内で行うようなワークフローが考えられます。手元のPCモニターとAR空間に展開された作業画面をシームレスに切り替えられるようになるかもしれません。 〈川村〉 Webデザインの確認工程も変わりそうですね。これまでデスクトップやスマホの画面でしか確認できなかったWebサイトを、特定の現実空間に投影して、より実環境に近い形でレビューできるようになるかもしれません。 〈戸髙〉 動画制作やアニメーションの分野でも、現実の背景にCGのオブジェクトを配置する作業が、より直感的になる可能性があります。PC画面で数値入力をするのではなく、ARグラス越しに直接オブジェクトを掴んで動かす、といった操作ができるようになれば、制作スピードも大きく向上するでしょう。 〈西川〉 まだ本格的なAR開発環境は一般化していませんが、将来的には私たちが日常的に使っているAdobeやFigmaのようなツールも、AR空間に対応したインターフェースを提供するようになると思います。新しいツールの学び直しは必要になりますが、それは大きな可能性でもありますね。 \
既存サービスとの連携について\ 〈本田〉 AR/VRデバイスが真価を発揮するためには、既存のWebサービスやアプリケーションとの連携が不可欠です。この連携については、どのような動きがあると予想されますか? 〈吉田〉 WebXR(Web Extended Reality)技術が鍵になるでしょう。特別なアプリをインストールしなくても、ブラウザベースでAR体験を提供できるようになれば、既存のWebサイトやWebサービスがARグラスに対応する障壁が大きく下がります。 〈戸髙〉 例えば、Google MapやGmail、Slackなどの日常的に使っているサービスが、ARグラスのインターフェースに最適化され、シームレスに通知や情報表示ができるようになると便利ですね。 〈川村〉 特にGoogle系のサービスは、Google検索やGeminiのようなAI機能との連携も深そうです。ARグラスを通して現実世界の情報をAIが認識し、必要な情報をタイムリーに表示してくれる、といった連携が進むかもしれません。 〈吉田〉 私たちも、Webサイト制作において、ARグラスでの閲覧を前提としたデザインや機能実装を提案できるよう、WebXRに関する知見を深めていく必要があります。既存のサービスとの連携が進むことで、ARグラスは「特別なガジェット」から「日常のツール」へと進化していくでしょう。 \
**2. プロジェクトの進捗と課題**\ \
ウェブサイト制作における技術的な問題\ \
〈本田〉 続いて、進行中のプロジェクトについて話しましょう。ウェブサイト制作において、現在直面している技術的な課題や、特に注意が必要な点があれば共有してください。 〈吉田〉 現在担当しているプロジェクトの一つで、CMSのデータベース移行とインデックスに関する技術的な問題が発生しています。特にテスト環境のデータが誤って本番環境に反映された際、クローラー対策が不十分であったため、意図しないインデックス登録が発生しました。 〈西川〉 ああ、それは大変ですね。クローラー対策はウェブサイトの公開前には必須の作業です。具体的には、どのような対策が不十分だったのでしょうか? 〈吉田〉 データベースの移行時に、テスト環境で設定されていた`noindex`タグの情報がそのまま本番環境に移行されてしまったのが原因です。本来、本番環境ではインデックスを許可すべきですが、テスト環境の設定が優先されてしまいました。また、ウェブサーバーの設定でIPアドレスによるアクセス制限をかけるなど、より強固な対策を講じるべきだったと反省しています。 〈戸髙〉 データベースのデータをそのまま移行する際には、環境依存の設定値は特に注意が必要ですね。目視だけでなく、チェックリストや自動化ツールで確認する仕組みを導入しないと、ヒューマンエラーは避けられません。 〈川村〉 再発防止策として、テスト環境と本番環境でデータベースのスキーマ自体を分離し、環境ごとに設定値が完全に独立するような仕組みを構築する必要がありそうです。 \納品スケジュールとクライアントとの調整\ 〈本田〉 技術的な課題だけでなく、納品スケジュールやクライアントとの調整状況についても確認させてください。特に、納期の遅延につながりそうな要素はありますか? 〈吉田〉 現在、外部協力者からのフィードバック待ちや、クライアントからの最終的なデザイン承認待ちの工程があり、ここがボトルネックになる可能性があります。特に、デザインの微調整やコンテンツの最終確認に時間がかかると、納品スケジュール全体に影響を及ぼします。 〈西川〉 クライアントとのコミュニケーションは密に取れていますか?スケジュールの遅延リスクがある場合は、早めに報告し、代替案を提示することが重要です。 〈戸髙〉 納品日が迫っている場合は、タスクの優先順位を明確にし、必須機能と追加機能を切り分けて進めるのが得策です。クライアントには、納品範囲の変更やスケジュールの再調整が必要になる可能性を、事前に丁寧にお伝えする必要があるでしょう。 〈本田〉 承知しました。スケジュールの透明性を高め、関係者全員が最新の状況を把握できるように努めてください。 \
外部協力者との連携における検討事項\ 〈本田〉 外部協力者との連携についても、何か課題や検討事項はありますか?特に、コミュニケーションの円滑化や品質管理の面で、工夫している点があれば教えてください。 〈川村〉 外部協力者との連携では、使用するツールの統一や、フィードバックのフォーマットを事前に決めておくことが重要です。口頭での指示だけでなく、チャットやメールで必ず記録を残すようにしています。 〈吉田〉 特にデザインやコーディングの品質管理については、定期的にミーティングを設定し、進捗状況を共有するとともに、懸念点を早期に洗い出すようにしています。外部協力者であっても、プロジェクトの目標を共有し、一体感を持って進めることが成功の鍵です。 〈戸髙〉 新しい外部協力者に入ってもらう場合は、プロジェクトの全体像や、私たちが求めている品質レベルを丁寧に説明する時間を設けるようにしています。特に、技術的な要件やデザインガイドラインは、文書化して共有することが不可欠です。 \
**3. チームの現状と業務効率化のヒント**\ \
日常業務でのコミュニケーションの重要性\ \
〈本田〉 さて、最後にチーム運営と業務効率化について意見交換しましょう。日常業務において、コミュニケーションの重要性をどのように捉え、工夫している点はありますか? 〈吉田〉 私たちの業務はリモートワークが中心なので、チャットツールを使ったコミュニケーションは生命線です。ただ、チャットでは感情やニュアンスが伝わりにくいこともあるため、重要な議論や認識合わせが必要な際は、短い時間でもビデオ会議を設定するように意識しています。 〈川村〉 雑談や非公式なコミュニケーションも大切にしています。プロジェクトの話題だけでなく、趣味や週末の出来事などを話すことで、チームメンバー間の信頼関係が深まり、困ったときに相談しやすい雰囲気を作れると考えています。 〈西川〉 業務の進捗状況をオープンにすることも重要です。個々のタスクだけでなく、チーム全体の状況が可視化されていると、「誰が今忙しいか」「誰に助けを求めればいいか」が分かりやすくなります。 \小さな改善を積み重ねる開発体制\ 〈本田〉 開発体制については、大規模な変更でなくとも、日々の業務における小さな改善の積み重ねが重要だと考えます。何か実践している改善策はありますか? 〈戸髙〉 「ふりかえり」の習慣を大切にしています。プロジェクトの節目や週の終わりに、何がうまくいったか、何が課題だったかをチームで共有し、次の週の行動に活かすようにしています。 〈吉田〉 特に、開発環境のセットアップやデプロイのプロセスなど、繰り返し行う作業については、少しでも手間を減らせるように自動化できる部分がないか常に検討しています。小さなスクリプトを作成したり、既存ツールの設定を見直したりするだけでも、年間を通すと大きな時間短縮につながります。 〈川村〉 ドキュメントの整備も小さな改善の一つです。最新の情報が常にアクセスしやすい場所にあることで、新メンバーのオンボーディングがスムーズになりますし、既存メンバーの作業効率も向上します。 \
作業効率を上げるためのツールの選定\ 〈本田〉 業務効率化に直結するツールの選定について、皆さんが注目しているツールや、導入を検討しているものがあれば教えてください。 〈西川〉 AIを使ったコードレビューやテスト自動化ツールには注目しています。開発の品質を担保しつつ、手作業の時間を減らすことができるので、積極的に導入を検討したいですね。 〈吉田〉 私は、Difyやn8nといったローコード・ノーコードの自動化ツールに可能性を感じています。これらのツールを使えば、特定のトリガーをきっかけに一連の業務プロセスを自動で実行させることができるため、ルーティンワークを大幅に削減できます。 〈戸髙〉 プロジェクト管理ツールも、チームの規模やプロジェクトの特性に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。カンバン方式やガントチャートなど、視覚的に進捗を把握しやすいツールを使うことで、管理工数を削減できます。 \
座談会を終えて\ \
〈本田〉 本日の定例座談会はこれにて終了です。AR/VRデバイスの最新動向から、進行中のプロジェクト課題、そしてチームの業務効率化のヒントまで、多岐にわたる議論ができました。 特に、ARグラスがもたらすコンテンツ制作の新たな可能性や、ウェブサイト制作におけるデータベース移行の注意点、そしてローコードツールを活用した業務自動化の展望など、具体的な学びが多く得られたかと思います。 日々の業務における小さな改善の積み重ねや、チーム内の円滑なコミュニケーションが、結果的に大きな成果につながることを再認識しました。今日の議論が、今後の業務や皆さんのAI・Web技術の活用に役立つことを願っています。ありがとうございました。\